ランドセル置き場のおすすめ3選!子どもが片づけやすい収納アイデア
はじめに
「ただいま!」の声と同時に、床に投げ出されることの多いランドセル。子どもたちが自主的に片付けられるような収納場所を確保したいところですが、なかには「ランドセル置き場をどこにつくったらいいのかわからない」「どのような収納家具を取り入れたらいい?」などとお悩みの方もいるかもしれません。
そこで、今回は『ランドセル収納』をテーマに、ランドセルを片付けられない子どもが多い理由やランドセル置き場におすすめの場所、おすすめの収納方法について詳しく解説します。
さらに、記事の最後にはランドセル収納ができる『コイズミのおすすめ商品』を6点ピックアップしました。
ランドセルの置き場所にお困りの方や入学準備にランドセルを収納する商品をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください。
ランドセルを片付けられないのには理由があった
子どもにとって快適なランドセル置き場をつくるために、まずは「なぜランドセルは床に放置されやすいのか」を探ってみましょう。片付けられない理由に注目することで、ランドセル置き場に適した場所が自然と見えてきます。
①ランドセルが重いから早く置きたい
帰宅後のランドセルにはたくさんの荷物が入っているため、「重いから早く置きたい」と考えて玄関などに放置する子どもが多くみられます。
フットマーク株式会社が2022年10月に実施した『ランドセルに関する意識調査』によると、小学生の93.2%が「ランドセルが重い」と感じていると回答しました。ランドセルの平均の重さは4.28kgと子どもにとってはかなりずっしり感があり、「一刻も早く降ろしたい」といったニーズの高さをうかがえます。
お子さまにヒアリングをしてそういった事情がある場合は、帰宅後すぐに降ろせる場所にランドセル置き場を設けてあげることが大切です。
②すぐに遊びや習い事にでかけたい
帰宅後すぐに出かけたい子どものなかには、「自分の部屋までランドセルを置きに行くのは面倒」といった理由で玄関に置きっぱなしにするケースもみられます。たとえば2階に子ども部屋があるなど、ランドセル置き場が玄関から離れた場所にある場合に多い傾向です。
その場合は、子どもが帰宅してから出かけるまでの生活動線を考慮し、スムーズに片付けられる場所にランドセル置き場を設置することをおすすめします。
③ランドセルの置き場が決まっていない!
ランドセルの定位置が決まっていない場合には、置き場所がわからないことが原因で床に放置している可能性もあります。まずは、子どもが宿題や次の日の準備をしやすい場所を考慮しながらランドセル置き場をつくり、「ランドセルのおうちはココだよ」などと意識付けを行うことが習慣化させるポイントです。
ランドセル置き場におすすめの場所3選
ランドセル置き場におすすめの場所としては、「玄関」「リビング」「子ども部屋」の3パターンが挙げられます。それぞれのメリット・デメリットと先述の「片付けられない理由」を照らし合わせながら、お子さまにとって使いやすい場所を選んでみてください。
玄関
なるべく早くランドセルを置きたいお子さまや、帰宅後すぐに出かけることが多いお子さまには、「玄関」にランドセル置き場をつくるとよいでしょう。帰宅したら必ず通る場所なので、急いでいても定位置にランドセルを置く習慣が定着しやすい傾向があります。
最近はちょっとした手洗い場を玄関付近に設けるご家庭も多いため、帰宅後すぐに手を洗うお子さまがランドセルを一時的に置く場所としてもおすすめです。
ただし、ランドセル用のラックを置くにはある程度のスペースが必要となる点に注意しましょう。また、お子さまがランドセルの中身を入れ替える際に結局家の中に運ぶ必要があるため、あくまで「一時的な置き場所」として設けることをおすすめします。
リビング
リビング学習を実施しているご家庭や、まだ子ども部屋を設けていない場合には、「リビング」にランドセル置き場をつくることをおすすめします。お子さまがスムーズに宿題や勉強に取りかかれることはもちろん、親が学校からの手紙をチェックしやすい、提出物の渡し忘れを防止できる、などの魅力もあります。
ただし、リビングにはただでさえ家具や家電がたくさん置いてあるため、サイズの大きな収納アイテムを設置すると窮屈に感じる恐れがあります。空間を広くすっきりと見せられるように、なるべくコンパクトな収納アイテムを取り入れるとよいでしょう。
子ども部屋(学習机周辺)
「子ども部屋」はランドセル置き場として最も一般的な場所であり、特に子ども部屋で勉強するお子さまにおすすめです。学習机の横に収納ラックを設置したり、学習机に付属のフックにかけたりする形でランドセルを収納するケースが多く、勉強に必要な教科書や文房具などをスムーズに取り出せるメリットがあります。
一方で、リビング学習をするお子さまの場合は、子ども部屋にランドセル置き場があることで不便に感じるかもしれません。ご家庭での学習スタイルを考慮しつつ、適切な置き場所を見極めることが大切です。
ランドセル置き場におすすめの収納
ランドセル置き場の位置を決めたら、次に収納方法について検討してみましょう。フックに掛けたり、収納棚の上に置いたりといったさまざまなアイデアがあります。各収納のおすすめのポイントと気を付けるべき点もご紹介しますので、参考にしてみてください。
ランドセルラックに収納する
ランドセルがぴったり入る幅や奥行のサイズに設定されているなど、ランドセルを収納しやすい工夫がされているので、お部屋にランドセル収納のスペースをしっかり取りたい方におすすめです。
学習道具を一緒に収納できるものも多く、お子さまに整理整頓の習慣がつくというメリットもあります。
さらにキャスター付きのタイプだと、ラックを使用するときはデスクの近くに持ってきて、使用しないときは部屋の端の方に置いておくなど、使い勝手に合わせて場所を移動させることもできます。
購入する際のポイントとしては、ランドセルは小学校の6年間のみ使うものなので、ランドセルラックを購入する時は、中学生以降も使いつづけられる機能やデザインのものを選ぶと長く使うことができるでしょう。
学習机の横に掛ける
側面にフックが付いている学習机なら、ランドセルを学習机の横に掛けることができます。
お部屋にランドセル用のスペースを取るのが難しい場合におすすめの方法です。
フックに掛けたままランドセルの中身を出し入れできるので、お子さまが翌日の準備をするのも簡単です。
しかし、お子さまが小さい頃はランドセルを持ち上げるのが難しい場合もあるので、低学年の時は保護者がサポートしてあげるか、他の収納方法を選ぶ必要があるでしょう。
学習イスの下に置く
足元に収納用のトレーやスノコのある学習イスは、この置き方が可能です。
デッドスペースを利用した収納なので、リビングや子ども部屋をスッキリ見せられるメリットがあります。
また収納場所の高さが低いので、低学年のお子さまでも簡単にランドセルを収納することができます。
しかしランドセルの中身が増えて重くなると、イスを動かしにくくなるため高学年のお子さまには向かない方法かもしれません。
棚(シェルフ)に収納する
ランドセルを入れたり置いたりできるスペースがあれば、ランドセル用ではない棚(シェルフ)にも収納できます。
シンプルな見た目のものが多い為、リビングや子ども部屋のインテリアに合うものを選べるというメリットがあります。
汎用性があり、ランドセルを使わなくなる中学生以降も長く使えるでしょう。 購入する際は、ランドセルの出し入れがしやすいように、奥行や入れ方をよく確認することが大切です。
有孔ボードに掛ける
おしゃれな壁面収納としてインテリアによく取り入れられる有孔ボードも、ランドセル収納に適しています。
好きな位置にフックが取付けられるので、お子さまの身長に合う高さにランドセルが掛けられるのがメリットの1つです。
気を付ける点として、有孔ボードの耐荷重に合わせて掛けるものの量や重さを調節することが挙げられます。
カラーボックスに収納する
価格の面で手軽に購入できて、使い勝手に合わせて買い足すことも簡単なランドセルの収納方法です。
棚板を調節できるものなら、ランドセルの大きさに合わせた収納スペースが作れて便利でしょう。 しかし素材によっては汚れやすかったり、棚板の耐荷重が低かったりすることもあるので注意が必要です。
コイズミおすすめのランドセル収納アイテム
ここからは、コイズミファニテックがオススメするランドセル収納の機能を持った商品をご紹介します。
minimal(ミニマル)
デスクとセットのマルチラックには縦横両方の入れ方でランドセルを収納できます。
マルチラック ベーシックタイプ
棚の高さを調節することで、小学生から大学生・大人まで使えるマルチラックです。
BEENO(ビーノ)
お子さまでもランドセルが掛けやすい「ランドセルハンガー」がデスクに付属されています。
スツール
足元にランドセルを収納でき、また座面の高さ調整もできるスツールです。
WaLLBE(ウォルビー)
ウォルビーのキャビネットユニットやシェルフユニットにはランドセルがスッキリ収納できます。(写真はキャビネットユニットを使用)
PEG(ペグ)
ベッド壁面のペグボード(有孔ボード)を利用した収納ができるベッドシリーズです。
まとめ
床に置きっぱなしになっているランドセルのお悩みを解決するためには、「子どもが使いやすい場所にランドセル置き場を設ける」ことが大切です。
まずはお子さまの意見にしっかりと耳を傾けながら、きちんと片付けられそうな場所を慎重に見極めてみてください。そのうえで、ランドセルや学習道具をまとめて収納できるような収納アイテムを取り入れれば、お子様の片付けや準備が得意になるかもしれません。
ぜひ今回ご紹介したコイズミの商品も参考に、快適なランドセル置き場づくりを目指してみてはいかがでしょうか。