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学習机は壁につけない方が集中力は高まる?学習環境の新常識

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学習机は壁につけない方が集中力は高まる?学習環境の新常識

はじめに

小学校くらいのお子様を持つ家庭では、学習机をどこに配置すれば良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。間取り的には学習机を壁につけた方が部屋を広く見せられますが、学習環境という視点では壁にはつけない方がおすすめです。

今回は学習机を壁につけないメリットについて、解説をしていくのでぜひ参考にしてみてください。

学習机は壁につけない方がいい?学習環境と集中力の関係

学習机は壁につけない方がいい?学習環境と集中力の関係

ある機関では、机などの配置や色、光の環境項目とこどもの成績にはどのような関係があるのか調査が実施され、その結果が発表されています。結果として学習机の配置や配色、光の環境は成績と深い関連性があることが証明されています。

このように、学習環境と成績には密接な関係があることがわかっているので、学習机の位置はよく検討してから決めることが大切です。特に学習机を壁につけている家庭は、少し壁から離して配置してみてください。

学習机が壁についていると、集中力低下に繋がる恐れがあります。なぜ集中力に影響するのか、次はその理由についてご紹介していきます。

学習机を壁につけない方が良い3つの理由

学習机を壁につけない方が良い3つの理由

お子様が勉強に集中するためにも、学習机の配置は大切であることがわかりました。しかしなぜ学習机を壁につけてしまうと、集中力が低下する原因になるのでしょうか。

学習机を壁につけてはいけない3つの理由についてご紹介していきます。

①背後が気になってしまう

学習机の正面を壁につけてしまうと、背後の空間が広くなる傾向にあります。人は背後の空間が広いと、そこに注意がいってしまい、安心できず集中力が低下してしまう性質があるのです。

動物が本能的に持っているテリトリーが侵される不安から、背後が気になってしまうのでしょう。

②周りが見えなくて不安になってしまう

学習机と壁をつけてしまうと、周囲が見え辛くなってしまい精神的に不安を覚えてしまう傾向にあります。部屋全体が見えなくなることで、注意力が散漫になってしまうので、学習机と壁は極力つけないように配置した方がよいでしょう。

③前方の圧迫感がストレスになる

学習机の正面に壁があると、人は圧迫感を覚えてしまいストレスに繋がる恐れがあります。圧迫感を覚えた状態が続くと疲れが蓄積していき、集中力低下に繋がることがあるので注意が必要です。

学習机を配置する際には、圧迫感を覚えないようにレイアウトを検討することが重要になります。

ただし壁につけるメリットもある

ここまでは学習机と壁をつけて配置する方法のデメリットについて紹介してきましたが、反対に壁につけるメリットもあります。

例えば壁面にカレンダーやスケジュール表を貼り付けることで、計画性を持って学習を進めることができます。また部屋の様子が見えない分、ゲームやおもちゃなどが視線に入らないので、勉強に集中できるという場合もあります。

その他にも学習机と壁をつけることで圧迫感を覚えるのは、長時間学習しているケースだといわれています。2時間以下の学習に留めておけば圧迫感はそれほど感じずに学習に取り組むことができるでしょう。

なにより学習机を壁につける大きなメリットは、部屋のスペースを広々使うことが出来ます。そのため、お子様の学習スタイルや子供部屋の広さなどご家庭の状況に合わせて設置する場所を検討する必要があります。

学習机を壁につけないレイアウト特集

学習机を壁につけないレイアウト特集

学習机を壁につけてしまうと、圧迫感を覚えることがあります。それを防ぐためにも、壁に学習机をつけないレイアウトに変更することが大切です。

具体的に、どのようなレイアウトがおすすめなのか詳しい内容を紹介していきます。

壁を背にした安心感のあるレイアウト

壁を背にした安心感のあるレイアウト

学習机を壁につけて配置すると、圧迫感を覚えることがあります。そうならないためにも、座る時に壁を背中にして余分なスペースを空けない方法がおすすめです。

図を見てもらうとわかる通り、椅子の後ろは壁があるようなレイアウトにすれば勉強や作業などに没頭できる空間に仕上げられます。また部屋の隅に学習机を設置することで、部屋全体の景色を把握できるので集中して学習に励めるでしょう。

ただこのレイアウトにする際には注意も必要です。このレイアウトは部屋全体を見ることができるため、ゲームや漫画といった集中力の妨げになる物は見えないようにする必要があります。

レイアウトによっては光が机まで入らずに暗く感じることもあるので、デスクライトなどを設置して明るく見えるように調整しましょう。

窓際で解放感のあるレイアウト

窓際で解放感のあるレイアウト

図の通りに窓を背にした学習机のレイアウトであれば、部屋全体を見通せるだけでなく、日光が取り入れられるので日中は明るく集中しやすい環境を作ることができます。

この時に大切なのが、利き手とは反対側の方に窓が来るように学習机を設置することです。利き手と反対側に窓が来るようなレイアウトにすれば、体に遮られて日光が取り入れられないという状況を回避できます。

また部屋の隅に学習机を設置することで、より集中しやすい環境を作りあげることができるでしょう。

鏡を置いて圧迫感のないレイアウト

鏡を置いて圧迫感のないレイアウト

間取りの関係で学習机を壁につけて設置しなくてはならなくなった場合、正面に鏡を取り付ければ錯覚効果によって、圧迫感を覚える心配がなくなります。

ただ背中に空間が出来てしまうため、不安で落ち着かないということがあるでしょう。そんな時には、後ろ側に棚を設置してスペースを空けないように工夫することで解決できます。

学習机を壁につけて配置する場合は、集中力低下を招かないように、レイアウトをしっかり検討することが大切です。

学習机のレイアウト以外に考えるべき大切な要素

学習机のレイアウト以外に考えるべき大切な要素

学習机のレイアウトを検討することも大切ですが、それ以外にも集中できる環境作りには欠かせない要素がいくつかあります。どのようなことを意識すれば良いのか、詳しい内容を紹介していくので参考にしてみてください。

勉強しやすい明るさ

集中して勉強や作業を行うためには、ある程度の明るさが求められます。暗い環境では集中力が持続しないだけでなく、疲労が溜まりやすくなってしまうので注意が必要です。

明るさが十分ではない環境では視力低下にも繋がるので、勉強しやすい程度の明るさを確保することが重要になります。

勉強しやすい明るさとは、どの程度なのか紹介していきましょう。

自然光はやる気や集中力を高めてくれる

自然光には人の集中力を高める効果が期待できると、研究でわかってきています。人は日光を浴びることで、自律神経を整える「セロトニン」というホルモンが分泌される性質を持っているのが特徴です。

セロトニンの分泌が活性化することで、やる気が向上して集中力を高める効果が期待できるでしょう。そのため、自然光を取り入れる工夫を施す必要があります。

ムラのない明るさにする

勉強をする際には教科書を読んだりノートに書き起こしたり、視線を動かす動作が必要になってきます。その時に場所によって明るさのムラがあると、目が疲れやすくなってしまう傾向にあるので注意しましょう。

学習机のライトは広範囲を照らして、明るさのムラが出ないように適切な物を選ぶことが大切です。

デスクライトは昼光色を選ぶ

学習机を明るく照らすためにデスクライトを使用するなら、覚醒効果が期待できる「昼光色」を選ぶのが良いと言われています。昼光色は文字が読みやすい明るさなので、集中力を長時間維持するきっかけになるでしょう。

学習効率を高めるコイズミおすすめデスクライト

LEDモードコントロールツインライト
LEDモードコントロールツインライト

比較サイト「マイベスト」にて『徹底比較デスクライトのおすすめ人気ランキング17選』でNo.1ベストアイテムに輝いたコイズミおすすめのデスクライトなので集中力向上が期待できます。人が集中しやすいように、光の質を高めたLEDライトを採用しており、操作も簡単な人気商品です。

太陽光スペクトル LEDデスクライト
太陽光スペクトル LEDデスクライト

目に優しいデスクライトとして紹介するのはこちらの太陽光スペクトルLEDデスクライトです。

太陽光のスペクトラム(光の成分を波長の順番に並べたもの)と似た光を発するLED素子SunLikeを搭載したデスクライトですので、青空の下で勉強をしているような自然な光の中で作業や学習に取り組むことができます。

一般的なLEDの約半分程度の自然光レベルまでブルーライト波長域を削減しています。目への負担を抑えたやさしいあかりで、テレワークやオンライン学習にもおすすめです。

他にも、数多くのデスクライトをコイズミでは提供していますので、好みのデスクライトを見つけてみてください。

また、デスクライトの選び方については別の記事で詳しくご紹介しているので参考にしてみてください。

勉強部屋の色使い

集中力を維持するためには、部屋自体の配色にも気を配ることが大切です。色によっては部屋全体ではなく、家具や雑貨などの一部分で取り入れた方が良いケースもあります。

具体的に、勉強部屋の色使いにはどのような工夫が必要なのか解説していきましょう。

青色で集中力を高める

勉強部屋に青色を取り入れれば、「鎮静効果」を与えてくれるので落ち着いた精神状態で勉強に励むことができます。

2014年に長岡技術科学大学工学部の「野村収作氏」が発表した実験では、青い色眼鏡を装着して課題を実施することで、集中力が高まるとの検証結果が出ています。

他にもストレスを感じた時に増える「コルチゾール」というホルモンの分泌も、青色を見ることで低下したとこの研究から明らかになっています。

出典:一般社団法人映像情報メディア学会

ただ、青色の影響でストレスなく学習できるからと部屋全体を青くしてしまうと、冷たい印象を与えてしまうので、家具などの一部分に青色を取り入れる程度が好ましいでしょう。

ベージュやグレーで疲れを軽減させる

長時間勉強すると、疲れが生じてきます。そんな時に部屋に「ベージュ」や「グレー」のカラーを取り入れておけば、リラックス効果を与えてくれるでしょう。

ベージュやグレーは部屋に取り入れやすい色味なので、自然な形でアレンジできます。

赤や黄色でパフォーマンス力を高める

物事に集中したい時、赤色ならやる気を向上させ、黄色なら脳の活動を活性化させる効果が期待できます。家具や雑貨などに赤色や黄色を取り入れておけば、勉強が捗るきっかけになるでしょう。

ただ黄色は脳を活性化させる効果が期待できますが、その分疲労が溜まりやすい傾向にあります。また黄色をたくさん取り入れると、落ち着きのない部屋になってしまうので、ワンポイントとして黄色を取り入れる方法がおすすめです。

勉強部屋に色を取り入れやすいコイズミロフトベッド「PEG」

勉強部屋に色を取り入れやすいコイズミロフトベッド「PEG」

ペグシリーズではペグボードを選びカラフルに好きな色合いを組み合わせることができます。おしゃれなだけでなく自分だけの個性あふれる学習机を作れ、年齢に合わせて組み合わせを変えることで長期的に利用することも可能な汎用性の高い商品です。

自分好みのカラーを取り入れるなら、コイズミロフトベッドの「ペグシリーズ」がおすすめです。ペグボードを選んでカラフルな色味の組み合わせが自由自在に変えられるので、集中しやすい環境に整えられます。

またおしゃれな部屋へのアレンジも可能なので、気分に合わせて模様替えできるのがポイントです。

リラックス効果をもたらす自然素材

学習机の素材としては、自然素材の物がおすすめになります。理由としては自然素材の学習机の方が、副交感神経活動が高く、リラックスした状態で学習が進められるためです。

落ち着いた精神状態で勉強に取り組むことができるので、集中力を高めるきっかけになります。

コイズミファニテックでは、自然素材の商品を多数提供しているので、ぜひチェックしてみてください。

天然木素材BEENO(ビーノ)

天然木素材BEENO(ビーノ)

天然木でしか味わえない、独特な木目が「ビーノ」では楽しめます。オンリーワンの木目は、木の温もりを感じることができるので、リラックスした状態で勉強に励めるでしょう。

シンプルだけど高機能Faliss(ファリス)

シンプルだけど高機能Faliss(ファリス)

天然木のナラ材を使用しているため、オンリーワンの木目が楽しめる「ファリス」。シンプルな構造設計でコンパクトなため、どのような部屋でもマッチする学習机となっています。

素材の詳しい特徴についてはこちらの記事で詳しく紹介していますのでぜひご覧ください。

整理整頓しやすい収納器具

学習机の上が散らかっていては、勉強に集中することが難しいケースもあるでしょう。物が乱雑に置かれるような状態にならないためにも、収納器具を用意しておくことも大切です。

整理整頓しやすい収納器具は「本立て」・「シェルフ」・「ワゴン」の3つになります。具体的に、どのようなメリットがあるのか詳しい内容を紹介していきましょう。

本立て

本立て

各シリーズごとの本立てを見る

勉強に必要な資料や参考書は、手が届きやすい場所に収納する方法がおすすめです。手が届きやすい場所に参考書などを配置することで、勉強意欲を駆り立てるきっかけになります。

すぐに参考書が取り出せるように収納する手段としては、本立てなどが良いでしょう。コイズミファニテックの学習机であれば、デスクの上に棚を取り付けることが可能です。シリーズに合わせて、組み合わせ自由な棚が用意されているので自由自在にアレンジできるでしょう。

また目に入る範囲に資料や参考書を置いておけば、意識的に苦手な科目も抵抗感がなくなる性質を人は持っています。より勉強に集中できる環境を整えるためにも、本立てを設置することを検討してみてください。

シェルフ

シェルフ

各シリーズごとのシェルフを見る

学年が上がる度に、参考書やノートは量が増えていきます。そんな時に収納できる場所を確保するため、シェルフを購入することも検討しておきましょう。

シェルフがあれば大容量の収納ができるので、必要な時に参考書などを手に取り、勉強を効率よく進められます。

デスクワゴン

収納力があるアイテムを購入したいものの、間取り的に配置する場所がないという方には「デスクワゴン」がおすすめです。デスクワゴンであれば、学習机の下に設置できるので場所を確保する必要がありません。

デスクワゴン

各シリーズごとのワゴンを見る

勉強部屋を集中できる環境に整えるためには、学習机を壁につけないといった対策以外にも、明るさや収納性なども意識してみてください。

学習机を活用した勉強部屋の収納方法についてはこちらの記事で詳しく紹介していますのでぜひご覧ください。

まとめ

学習机を壁につけないレイアウトにすることで、集中力低下を防ぐきっかけになります。ただそれ以外にも、明るさや色使い、収納性なども意識した勉強部屋作りを行うことで、お子様の集中力向上を促すことができます。

コイズミファニテックでは自然素材やデスクライトなど、様々な商品を提供しているので、勉強に集中しやすい環境を整えられるでしょう。

ぜひ一度商品をチェックして、自分好みのアイテムを見つけてみてください。